2011年05月13日
さまよう刃 東野圭吾
内容
長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躙された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える。
感想
初めて読んだ東野作品です。「東野圭語」という名前は本屋に行けば必ずと言っていいほど目にしますし、多くの作品がドラマ化、映画化されているのも知っていました。しかし、あまりに有名すぎて、いつか読むだろうという軽い気持ちから作品を手にする機会がなかなかなく、実は興味があるくせに作品を目の前にすると何故か敬遠してしまうあまのじゃくな私。
しかしそんな私に東野作品を読むきっかけを与えてくれたのは嫁の母。
「なかなか本を読まない私でも『さまよう刃』ははまったわ~。一気読みよ!一気読み!!」
と、なんともチャーミングな古仁屋訛りで薦めてくれました。
実際に読み始めると、ページをめくる手が止まりません。ちょお、おもしれぇ。
内容はなかなかシビアで、笑いどころなんかまったく無いのですが、読書のおもしろさを再確認させてくれる作品でした。
読み始めてからすぐに主人公に感情移入でき、自らが娘の復讐に命を懸ける父親の立場にたったつもりで読み進めることができました。
読み進めるうちに結末はこうであってほしいという期待が生じました。
これはおそらくこの作品を読まれた方の中には同じような結末を期待してしまう、どうしても願ってしまう方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。このような思いを持ったまま予想外のクライマックスを迎えました。
読了後の何ともいえない気持ち、少年犯罪に対する考え方、少年法の諸問題、読了後も色々と考えさせられる作品でした。
あまりにおもしろかったので、後日レンタルDVDを借りてきて復習しました。
同じ作品で本と映画(ドラマ)のどちらもある場合、大抵は本の方がおもしろかったと思うことが多くないですか?
「さまよう刃」、映画もよかったですよ。見てよかったと思いました。やはり、本のほうが内容も詳細だし、映画だと年齢制限などの理由から映像化できない部分でも、本だと描写することができるのでより深く作品に触れることができると思います。このような本の利点を差し引いても映画も本と同じくらい良かったです。
私がこのように思った理由はやっぱり結末にあります。
若干、本とは結末が違うんです。ほんのちょっとだけ。
このほんのちょっとの違いがよかった!!
普通、本→映画の順で見ると、映画見なくてもよかったわーと思うこともありますが、この作品は違いました。きっと本→映画で見た順もよかったんだと思います。
今回をきっかけに東野作品どんどん読んでいきたいです。もちろん他の作品も。
東野圭吾を薦めてくれた嫁母に感謝!!!
読書とブログのしすぎで嫁に怒られる前に、このへんで終わります。
明日は嫁の誕生日なんです。笑
読んでくださった方、ありがとうございました。
長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躙された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える。
感想
初めて読んだ東野作品です。「東野圭語」という名前は本屋に行けば必ずと言っていいほど目にしますし、多くの作品がドラマ化、映画化されているのも知っていました。しかし、あまりに有名すぎて、いつか読むだろうという軽い気持ちから作品を手にする機会がなかなかなく、実は興味があるくせに作品を目の前にすると何故か敬遠してしまうあまのじゃくな私。
しかしそんな私に東野作品を読むきっかけを与えてくれたのは嫁の母。
「なかなか本を読まない私でも『さまよう刃』ははまったわ~。一気読みよ!一気読み!!」
と、なんともチャーミングな古仁屋訛りで薦めてくれました。
実際に読み始めると、ページをめくる手が止まりません。ちょお、おもしれぇ。
内容はなかなかシビアで、笑いどころなんかまったく無いのですが、読書のおもしろさを再確認させてくれる作品でした。
読み始めてからすぐに主人公に感情移入でき、自らが娘の復讐に命を懸ける父親の立場にたったつもりで読み進めることができました。
読み進めるうちに結末はこうであってほしいという期待が生じました。
これはおそらくこの作品を読まれた方の中には同じような結末を期待してしまう、どうしても願ってしまう方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。このような思いを持ったまま予想外のクライマックスを迎えました。
読了後の何ともいえない気持ち、少年犯罪に対する考え方、少年法の諸問題、読了後も色々と考えさせられる作品でした。
あまりにおもしろかったので、後日レンタルDVDを借りてきて復習しました。
同じ作品で本と映画(ドラマ)のどちらもある場合、大抵は本の方がおもしろかったと思うことが多くないですか?
「さまよう刃」、映画もよかったですよ。見てよかったと思いました。やはり、本のほうが内容も詳細だし、映画だと年齢制限などの理由から映像化できない部分でも、本だと描写することができるのでより深く作品に触れることができると思います。このような本の利点を差し引いても映画も本と同じくらい良かったです。
私がこのように思った理由はやっぱり結末にあります。
若干、本とは結末が違うんです。ほんのちょっとだけ。
このほんのちょっとの違いがよかった!!
普通、本→映画の順で見ると、映画見なくてもよかったわーと思うこともありますが、この作品は違いました。きっと本→映画で見た順もよかったんだと思います。
今回をきっかけに東野作品どんどん読んでいきたいです。もちろん他の作品も。
東野圭吾を薦めてくれた嫁母に感謝!!!
読書とブログのしすぎで嫁に怒られる前に、このへんで終わります。
明日は嫁の誕生日なんです。笑
読んでくださった方、ありがとうございました。
Posted by ぱっきゃお at
23:56
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